📖 資格・学習記録

2026年6月3日

私が資格を取り続ける理由|学びが人生の選択肢を広げるという確信

執筆: ただの会社員

私が資格を取り続ける理由|学びが人生の選択肢を広げるという確信

この記事でわかること

  • 2006年から現在まで30以上の資格を取り続けてきた筆者の転機と背景
  • 資格取得が「業務の不安解消」から「人生の選択肢を広げる手段」へと変わっていった経緯
  • 転職活動で見えた「資格への評価」がその企業の文化を映す鏡であるという実体験
  • 合格・不合格を問わず「勉強の過程」にこそ意味があると確信する理由
あなたは今、何かを学んでいますか?——学び続けることが、私の人生の選択肢を広げてきた

このブログのプロフィールをご覧いただいた方は、私がかなりの数の資格を取得していることに気づかれたと思います。2006年から現在に至るまで、30を超える資格や検定を取得してきました。

「なぜそんなに資格を取るのか」とよく聞かれます。この記事では、その答えを正直にお話しします。キャリアのリアルな変遷、勉強へのスイッチが入った転機、そして資格との向き合い方において自分が大切にしていること——すべてを、できるだけ率直に書き残しておきたいと思います。


私の資格取得の歩み

まず、これまでに取得してきた資格を時系列で振り返ります。

取得時期資格名
2006年5月基本情報技術者試験
2018年9月RPA技術者検定エキスパート(WinActor)
2021年6月情報処理安全確保支援士
2021年8月情報セキュリティマネジメント試験
2022年2月ITパスポート試験
2022年11月ビジネス・キャリア検定(人事・人材開発)3級・2級
2022年11月ITIL® 4 Foundation
2022年11月メンタルヘルス・マネジメント® 検定Ⅱ種
2023年2月ビジネス心理検定(初級)
2023年3月ビジネス・キャリア検定(総務)3級
2024年3月ビジネス・キャリア検定(総務)2級
2024年5月秘書技能検定2級・3級
2024年6月ビジネス実務マナー技能検定2級・3級
2024年6月Microsoft Certified: Azure Fundamentals (AZ-900)
2024年8月Microsoft Certified: Azure AI Fundamentals (AI-900)
2024年11月ビジネス・キャリア検定(経営情報システム)2級
2024年11月色彩検定2級・UC級
2024年12月AWS Certified Cloud Practitioner (CLF-C02)
2024年12月Google Cloud Certified Cloud Digital Leader
2025年3月ビジネス・キャリア検定(労務管理)3級
2025年4月メンタルヘルス・マネジメント® 検定Ⅲ種
2025年6月Microsoft 365 / Security / Power Platform Fundamentals
2025年7月Microsoft Certified: Azure Data Fundamentals (DP-900)
2025年8月Google Cloud Certified Associate Cloud Engineer
2025年8月Microsoft Certified: Dynamics 365 Fundamentals CRM/ERP
2025年10月産業カウンセラー養成講座 修了
2025年11月ビジネス・キャリア検定(経営戦略)2級
2026年5月G検定(2026#3)

そして、まだ続けています。


スイッチが入るまで——2020年以前の自分

正直に言うと、2020年以前の私は「勉強する気になれない状況」にいました。

当時は客先常駐型のITエンジニアとして働いており、いわゆるSES(システムエンジニアリングサービス)の形態で様々なお客様先に常駐していました。自社への帰属意識はほとんど持てず、「今の現場をこなす」ことが日常の中心でした。

さらに、長期間にわたって社員寮で生活していました。個室はありましたが、洗面台・お風呂・リビング・洗濯機は共用で、完全にリラックスできる空間ではありませんでした。帰宅後は個室でYouTubeや動画を見て過ごす日々——勉強しようという気持ちが湧いてくるような状況では、なかなかありませんでした。

今思えば、環境が人のモチベーションに与える影響は大きいのだと実感しています。あの頃の自分を責める気持ちはなく、「そういう環境だったんだ」と受け止めています。


転機——2021年、すべてが変わった

スイッチが入ったのは2021年のことです。

地元に戸建て住宅を購入し、同じ時期に子どもが生まれました。生活の基盤が一変したこのタイミングで、長年の希望でもあった「コーポレート部門(人事総務)への異動」が実現しました。

20代のころから「総務の仕事をしたい」という気持ちがあったので、異動が決まったときは素直に嬉しかった。ただ同時に、まったく未知の領域に踏み込む不安も大きかったことを覚えています。

この不安を解消するために選んだのが、資格試験の勉強でした。

総務・人事の実務に関わるビジネス・キャリア検定や情報処理関連の資格を、業務と並行して取得していくことで、「知識の土台」を築いていきました。不安が資格取得の原動力になったのです。


コーポレート部門での気づき——「各本部を知る」ための学び

コーポレート部門に来て気づいたことがあります。総務・人事という仕事は、社内のあらゆる部門と関わります。システム部門、営業、製造、企画……それぞれの文化や業務の文脈を理解していないと、支援できないのです。

そこで意識するようになったのが、**「各本部との会話のネタになる資格を取る」**という視点でした。

ITILはシステム部門との対話に役立ち、AzureやAWSのクラウド資格は技術系の同僚との接点になりました。「この資格、私も持っています」という一言で、会話の質が変わることを体験しました。

所属も変遷していきました。情報管理室、人事総務部兼経営企画部、人事総務部キャリア支援室、そして経営企画キャリア支援室へ。役割が広がるにつれ、学ぶ対象の幅も広がっていきました。


新人研修の運営と、人への向き合い方

コーポレート部門では、例年4〜7月にかけて新入社員研修のメイン講師を務めていました。毎年25名前後の新人と向き合う時間は、私にとって非常に大切な経験でした。

私が心がけたのは一点だけです。一人ひとりの持ち味が自然に発揮できる場をつくること

価値観を押し付けない。正解を強要しない。心理的安全性を確保して、各自が抑圧なく自分らしく発言できる環境を整える——これが私の考える新人育成の基本でした。

このマインドにたどり着いたのは、決して直感ではありません。人事・人材開発、経営組織、経営戦略、心理学の学習を通じて、少しずつ形成されてきたものです。資格の勉強が、単なる知識の習得を超えて「人との向き合い方」を変えてくれたことを、今でも感謝しています。


「学ぶ組織」への思い——感じた違和感と、その先にあるもの

どの職場にもさまざまな考え方の方がいます。私が以前いた環境でも、資格取得に対してポジティブな方がいる一方、「業務に直結しないものは意味がない」という考えの方もいました。

資格取得報奨金に否定的な反応を示す管理職を見たとき、私は複雑な思いを抱きました。取得者がSNSに「お小遣いになった」とコメントするのを問題視する声がありましたが、人によってコメントの表現が異なるのは当たり前のことです。多様な発信を認められない環境は、心理的安全性とは遠い場所にある——そう感じていました。

また、「軍隊のように目標に向かって動く」組織文化は、私がこれまでの学習で培ってきた人材開発・経営組織・経営戦略の知見とは、真逆の方向性にありました。この違和感があったからこそ、「自分が信じるマネジメントとは何か」を深く問い続けるようになったと思います。

悪い環境も、考え方次第では学びの材料になります。


転職活動で見えたこと——資格への評価が「会社の鏡」になる

2025年11月に転職活動をした際、面接での反応がくっきり二極に分かれました。

一方は「40代になっても学び続けていることを尊敬します」という言葉。もう一方は「資格がたくさんありますが、これはコレクションですか」という言葉。

後者のような発言を受けたとき、私は「この会社ではなくて良かった」と素直に思いました。学びに対する姿勢を疑うような評価基準を持つ組織は、自分が長く働ける場所ではないと感じたからです。最終面接まで進んでも辞退しました。

現職はその点、資格に対してポジティブな評価をしてくれる環境でした。自分の価値観に合う場所を選べたことは、転職活動を通じての大きな収穫でした。


資格との向き合い方——私が一番大切にしていること

私が資格試験に対して最も大切にしているのは、「合格・不合格を問わず、勉強する過程に意味がある」という考えです。

勉強することで、新しい概念・制度・思考の枠組みに出会います。それは知らずにいたら一生使わなかったかもしれない言葉や視点で、脳に蓄積されていきます。

人生と仕事は、常に選択の連続です。

  • 行動するとき、何を選ぶか
  • 発言するとき、どんな言葉を使うか
  • 目の前の出来事を、どう解釈するか

知識が豊かであれば、選べる選択肢が増えます。適切なタイミングで適切な語彙を使えれば、コミュニケーションの質が上がります。複数の視点を持てれば、物事の見え方が変わります。

知識とは「可能性の総量」だと、私は思っています。


学び続けることで、時代に取り残されない

私はこれからも学び続けるつもりです。AI・DX・経営・人材開発——テクノロジーも組織論も変わり続けます。学ぶことをやめた瞬間から、世界の変化に置いていかれる感覚が生まれます。

それは怖いことではなく、学ぶ意欲を持ち続けることで避けられることです。

40代になっても、50代になっても、自分の知的好奇心を大切にしながら生きていきたい。幸福感は、成長の実感から生まれると信じています。

資格はその一つの手段に過ぎませんが、「取り続ける」という行為が、私にとっては「学び続ける」というコミットメントの証になっています。


まとめ

  • 2021年の転機(住宅購入・育児・異動)が学びへのスイッチになった
  • 資格は「業務の不安解消」から「人生の選択肢を広げる手段」へと意味が変わっていった
  • 合格・不合格より「勉強の過程」に意味があると確信している
  • 資格への評価は、組織の文化と価値観を映す鏡だと転職活動で実感した
  • 学び続けることが、時代に取り残されない唯一の方法だと思っている

このブログを訪れてくださった方が、「自分もまた学んでみよう」と思っていただければ、これ以上嬉しいことはありません。


※本記事は筆者個人の体験・見解に基づくものです。資格取得の効果や転職活動の結果は個人の状況によって異なります。

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ただの会社員

ただの会社員

AI/DX推進部 副部長|産業カウンセラー養成講座修了

地方在住の40代会社員。SE・PLを経てAI/DX推進に携わる副部長。情報処理安全確保支援士・ITIL4・AWS/Azure/GCP等30冠以上の資格を保有。転職で年収110万円アップの実体験をもとに、AI活用・資格学習・キャリア形成をリアルに発信しています。

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